一般的な医療レーザー脱毛では日焼けをしたお肌に脱毛の施術ができません。なぜ日焼けしているお肌に脱毛の施術ができないのかご存知でしょうか？
一般的な医療レーザー脱毛というのは一見光で脱毛をしているように見えますが、実は光で脱毛をしているわけではありません。施術自体は確かに脱毛機のハンドピースをお肌にかざして、そこから光を照射するだけのシンプルなものです。
ですので、その光に脱毛の効果があると思われがちですが、実はその光には脱毛成分な度は入っておらず、あくまでも熱で脱毛効果を生み出しているのです。
問題となるのはその熱を発生させる場所です。実はこの場所をうまく特定できないというのがこの方法最大の弱点であるともいえるのです。どういうことかというと、この脱毛機の光も日光などのような一般的な光となんら変わらない特徴を持っています。
そのため、黒い部分や色の濃い部分というところまでしか特定できません。そのため、日焼けした小麦色のお肌に施術をしてしまうと、どうしてもお肌の表面でも脱毛機の光が吸収されてしまうのです。つまり、お肌の表面でも高熱が発生してしまう可能性があるということなのです。
このような理由から日焼けしたお肌に脱毛機を当てることはできないのです。そこで、気にしなければならないのが脱毛を始める季節です。脱毛というのは日焼けの心配が少ない時期のスタートがおすすめです。
この点について改めてまとめてみたいと思います。

１．脱毛に最もオススメなのは？
脱毛の施術を行うのに最もオススメなのは先ほども触れたように日焼けの心配が最も少ない時期である冬です。
では、冬はなぜ日焼けしづらいのでしょうか？この部分も改めて考えてみたいと思います。
日焼けというのは黒ずみやシミなどと同じくメラニン色素が過剰に分泌された結果なのです。そこで考えなければならないのはなぜメラニン色素が過剰に分泌されてしまったのかということです。
そもそも、メラニン色素というのはお肌を守るために分泌されるものであるのはご存知でしょうか？黒ずみやシミなどもそうです。お肌に大きなダメージがあったところなどにできやすいのです。
つまり、そのダメージに負けないように体が自己防衛のために分泌するのです。では、日焼けはどうでしょう？実はこれも同じくお肌を守るためにできるものなのです。
何から身を守っているのかというと、紫外線です。紫外線というのは体に有害であるという話は聞いたことがあると思いますが、なぜ有害なのでしょうか？
紫外線というのは日光の中で最も波長の短いものなのです。光の波長というものは非常に重要で、波長は短ければ短いほど物質を透過しやすい性質を持つのです。放射線などはその最たる例で非常に波長の短い光なのです。レントゲン写真が写るのも体の中をX線という放射線の一種が通り抜けることで撮影が可能となっています。
体の中を通り抜けるということは、内臓などにも影響があるということなのです。そのため、有害であるといわれてしまうのです。
紫外線も放射線ほどではありませんが、体の中に侵入してしまうほどの波長の光が含まれています。そういった光から体を守るために、お肌の表面を黒くして、そこで紫外線を吸収することで体を守っているのです。

２．いつから始めるのがおすすめ？
脱毛の施術というのは複数回の施術が必要です。つまりいつまでにきれいなお肌になりたいかということと、安全性の二つの側面からしっかりと計画性を持って脱毛の施術を始めなければならないのです。
もっとも効果を実感したいのはほとんどの方が夏ではないかと思います。夏までに5回から6回の施術を受けるには1年から1年半程度かかります。ですが、安全性の面からみると夏に始めるのはお勧めできません。
そこでおすすめなのが10月半ば以降です。もっとも紫外線の多い時期の半分くらいまで減る時期というのがこの時期なのです。そのため、秋から始めることで夏に最も大きな成果を残せるのです。

３．スキーやスノボに注意
ほとんどの方がお分かりだと思いますが、雪焼けも日焼けと同じです。そのため、しっかりと日焼け対策をして楽しんでください。
ゲレンデからの反射光というのは意外に強く、その中には多くの紫外線が含まれているのです。

４．日焼けしていても脱毛できるクリニックもある
最近、一部のクリニックで従来の脱毛方式とは違う新しい原理で脱毛を行っているため、日焼けした方でも脱毛ができるというクリニックが出てきています。
たとえば、川崎中央クリニックなどもその一つで、バルジ因子という発毛をつかさどる因子を出ないようにする施術を行っています。
このようなところでは毛に光を吸収させる必要がないため、日焼けしたお肌でも脱毛の施術が受けられるのです。