脱毛が出来ないケースとその回避策
医療レーザー脱毛も最近は痛みが小さくなってきたり、料金が安くなってきたりしていてどなたでも気軽に脱毛の施術が受けられるようになってきました。
しかも、安全性も飛躍的に上がってきています。とはいってもある一定のケースに関して言えば今も昔も一般的な医療レーザー脱毛機では脱毛が出来ないという部分があるのをご存知でしたでしょうか?
そのようなケースを解説したいと思います。
1.脱毛が出来ないケースの類似点
脱毛が出来ないことがあるというのにはいくつか共通点があります。まずお肌がデリケートになりすぎている場合です。けがなどがこれに当たります。
次に体調などの問題。これは生理や妊娠中もそうですし、風邪を引いたというだけでも脱毛が出来ません。
そして最後が最も多いケースです。脱毛機の光を照射する範囲に色が濃い部分があることです。このケースに関してはやけどのトラブルが起きやすくなるため脱毛が出来ないことがあるのです。
このケースの中にどのような事例があるのかをピックアップしてみます。
■日焼けしてしまっている
日焼けをしていると脱毛が出来ません。これはどのようなクリニックでもサロンでも必ず注意されることです。日焼けをすると脱毛ができません。
先ほども触れましたがフラッシュ脱毛や医療レーザー脱毛というのは黒い色や濃い色の部分であればどこでも光を吸収してしまいます。そのため、日焼けして褐色に焼けたお肌というのは脱毛機の光を吸収してしまうのです。
そのため、お肌の表面には高熱が発生してしまう可能性があるのです。
■ホクロ
ホクロの上に毛が生えていることを気にされる方もいらっしゃると思います。確かにどうにかしたいものではありますが、このケースも残念なことに脱毛をすることができません。
その理由は先ほどの日焼けと全く同じです。ほくろの色も脱毛機の光を吸収してしまうのです。そのため、やけどのリスクがあるので脱毛ができません。
ですが、日焼けと違いホクロの場合にはほくろがあるパーツすべてが脱毛できないということはありません。ホクロを避ければ脱毛をすることができます。
しかも最近では、ほくろに脱毛機の光を通さないようなシールを貼って保護しながら脱毛を行うことができるのです。この方法ならシールの上から脱毛機の光をあてられるのでよく多くの面積を脱毛することができます。
ですが、この方法にもデメリットはあります。それはまばらに毛が残ってしまうことがあるということです。なぜなら、シールの下にある毛穴に対しては脱毛効果がないためです。
ホクロが多い場所はこのような点に十分注意する必要があります。
■Vラインや両ワキの黒ずみ
黒ずみと言っても日焼けほど黒くはならないので大丈夫だろうと思ってしまいがちですが、実はこの黒ずみも大きな影響を与えてしまうことがあります。
まず、黒ずみの色の元というのは黒色メラニンによるものですが、この黒色メラニンは毛の色も作り出しています。
また、黒色メラニンが分泌されるのはお肌を守るためだといわれています。Vラインや両ワキは摩擦が起きやすいパーツでその摩擦のダメージからお肌を守るために分泌されています。そのため、お肌のお奥からメラニンが分泌されているのです。
そもそも、脱毛マシンの光は毛に対して高熱を発生するように設計された光ですので、メラニンに強力に反応してしまうのです。そのため、黒ずみも同じメラニンによるものであるため反応しやすいのです。
しかも、お肌の奥のメラニンに反応してしまうと表面からの冷却では間に合わず大きなトラブルにもなりかねないのです。
2.回避策は?
医療レーザー脱毛マシンはどんどん新しいものが出てきています。最近、その中でも注目なのが「ソプラノ」という脱毛機です。
この脱毛機は今までの医療レーザー脱毛機と違い、高熱を必要としません。つまり、お肌が黒くても使える脱毛マシンなのです。
この脱毛機で脱毛をすればしっかりと安全に脱毛が出来ます。この脱毛機は湘南美容外科クリニックの中の一部のクリニックで使用しています。